2010.08.05
監視制御ソフトご紹介
◆システム構成の概念図
弊社開発のDLLとカスタムコントロールを用いた監視、制御システムの概念図を以下に示します。
◆簡単な開発
vb.net開発環境で行い、図形の色が変化するカスタムコントロールや数値データを表示するカスタムコントロールなどを画面に貼り付け、
カスタムコントロールのプロパティを設定します。コーディングはワンパターンのコードを1画面につき数行書くだけで動作します。なお、データベースの
操作に関しては全てコーディングで記述します。
◆実績
連続運転のシステムで2件の実績がありそれぞれ1年余り、半年程度の期間安定して稼働しています。
大きい方のシステムではデータ点数が6000点余り、画面数は40程度の規模です。
◆DLLの動作概要
もう少し詳しく動作についてご説明します。図において PlcServer、PlcClient は弊社開発のDLLです。PlcServerは1つのPLCとUDP通信を
行います。PlcServerを複数使用し複数のPLCとの通信が可能です。PlcClientは各フォームに貼り付けどのPlcSerevrとリンクするかを指定します。
各画面の表示項目には“PLCのデバイス種別+デバイス番号”および“PlcClient”(どのPLCと通信するか)を指定します。ごく僅かのコーディングで
PLC内部のデータとパソコンの画面の項目がリンクし自動的に最新データが表示されるようになります
PlcServerは各画面とリンクしている項目をアドレスの近いものについてまとめた上で、1回のコマンドで通信するデータ量を適切な 値にして通信負荷が軽くなるように工夫しています。
また、デフォルトで通信は表示されている画面の項目についてだけ実行されますが、常時取得したいデータを指定してバックグラウンドで通信することも簡単です。
本システムは監視をメインとするシステムであり制御のリアルタイム性は良くありません。
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